家電の待機電力リスト

待機電力とは、利用していない状態であってもコンセントが刺さっているだけで電気を消費するということを指します。つまり、電気プラグを指しているだけで、無駄にしてしまう電力の事を指します。省エネや節電(電気代の節約)という観点からはぜひ見直したいポイントです。
ここでは、各家電の大まかの待機電力の大きさと待機電力を見直すための様々なテクニックなどを分かりやすく紹介していきます。

待機電力が占める電気代

例えば、1whの待機電力を必要とする家電が1年間に消費する電気代(8760W分)というのはどのくらいの電気代がかかるのでしょうか?1kWの電気代はおよそ22円です。つまり、8.76×22=192円が待機電力として年間に消費されているということになります。
(消費電力については「消費電力とは」のページをご参照ください)

たった、1wの待機電力が必要な家電製品でも年間に換算すると200円近い電気代を使ってしまうのです。調査によると家庭の消費電力の10%は待機電力によるものであるとされています。

待機電力という言葉は広く知られており、省エネから待機電力を減らそうという意見は省エネの観点からも広く主張されています。しかし、実際にはあまり取り組めていないという現実もあります。

例えば、家庭でもっとも待機電力を使用しているのは各AV機器であるとされています。しかし、こうした商品は一度電源を抜いてしまうと時間設定などが最初からやり直しになるなど不便な点も多いということから、分かっていても電源は抜きたくないという心理が働くのでしょう。

 

そこで、まずは待機電力をできるだけ減らすための取り組みとしていくつか例を挙げていきます。

(1):最新の機器に買い換える
これこそ無駄じゃあ?という意見もあるかもしれませんが、最近では省エネ志向の高まりにより、各家電製品の待機電力は非常に小さくなってきています。例えば平成10年のAV機器合計の待機電力は年間でおよそ210kWと言われていますが、平成18年の調査ではおよそ50kWと1/4以下の待機電力となっています。これによる電気代の差額は年間で3,520円にもなります。
最新のAV機器には省エネモード(一定時間使用されないと自動的にスリープ状態になる)

(2):ガス給湯器はこまめに電源を切る
実は一般家庭(オール電化家庭をのぞく)で、最も待機電力を消費しているのは、ガス給湯器であるとされています。ガスと電気で一見関係がなさそうですが、ガス給湯器の待機電力は最新のものでも年間で50kWにものぼり、年間で1100円もの待機電力を必要としているのです。

(3):コンセントをスイッチ式にしてラベルをつけておく
電源を抜いてもかまわない家電製品については、タップをスイッチなどできったりつけたりすることができるものを活用して、こまめにスイッチを切りましょう。また、その際はコンセントに何の電源なのかわかるようにラベルなどをつけておくとオンオフが簡単になります。

(4):待機電力がどの程度電気代を発生させるものなのか理解する
待機電力は「分かっているけど面倒」などの理由であまり取り組みが行われない分野として知られています。最近ではメーカーのカタログにも待機電力などが表示されています。1Wの待機電力が必要な家電製品の電気代は年間約200円です!プラグを抜くという簡単な取り組みで削減できるコストですので、しっかりと把握して待機電力を減らしましょう。

 

 

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