契約アンペアを下げて電気代の基本料金を引き下げる
契約アンペア数を見直すことで電気代を大きく削減することも可能です。アンペア数は小さくすることで同時に使える消費電力の総量に制限が出てくることになりますが、その分毎月の基本電気料金を引き下げることができます。
契約アンペアを下げれば基本料金が安くなる
一般的なご家庭における契約アンペアは30A〜40Aくらいに設定されていることが多いと思います。ただし、これを引き下げることにより電気代の基本料金を引き下げることができます。
ただし、「アンペアとは」のページで説明したように契約アンペア数を引き下げると、家庭で利用できる最大電圧に制限がかかりますので、同時に複数の家電製品を使った場合にブレーカーが落ちるということもありえます。
それでは、具体的にどのようにしてアンペア数を変更(見直し)すれべよいのでしょうか?電圧というのはそのときに使っている家電製品が消費する電圧の合計です。
ですから、例えば20Aに変更する場合、同時に家庭で使う家電製品のアンペア数の合計が20未満になるようにしなければなりません。もちろん冷蔵庫をはじめとして常時起動しっぱなしの家電製品でも同様にアンペアを必要としますので、それに加えて同時に使う家電製品のアンペア値の合計となります。
最終的には、ご家庭で使っている家電製品のアンペアを確認するのがベストですが、一般的な家電製品の起動時のアンペア数は以下の通りです。
冷蔵庫:1.5A
洗濯機:4A
エアコン:15A
炊飯器(炊飯時):8A
ホットプレート:13A
電子レンジ:10A
ドライヤー:10A
アイロン:8A
テレビ:1A
などです。(製品のより異なります。必ずご自宅の家電製品の裏面などをご確認ください)
こうした各家電製品から同時に使う必要のあるものを考えて、最大となる数字で契約アンペアを決めておくとよいでしょう。また、家事をする際に洗濯と調理を同時にしないなどの工夫をすることで使用するアンペアを節約するのもいい考えです。
ちなみに、東京電力の場合アンペアを下げる工事の場合工事費は無料ですが、逆にアンペア数を上げる工事の場合工事費が必要になります。
