お風呂のガス代節約|湯量・追いだき・給湯器の見直し
風呂のガス使用量は「沸かす水の量」と「水温から設定温度までの差」で大きく変わります。快適性と安全を保ちながら、湯量・温度・放熱を順に減らします。
Bath & Hot Water
効果が大きいのは、短いシャワーと冷まさない入浴
湯量を減らすとガスと水道の両方を節約できます。入浴間隔を短くし、ふたを使うと追いだきも減らせます。
最初に確認する4つの数字
| 数字 | 確認方法 | 分かること |
|---|---|---|
| 浴槽の設定湯量 | 給湯リモコン、浴槽容量 | 1回のお湯張り量 |
| シャワー流量 | 10秒間ためて6倍する | 1分あたりの使用L |
| 設定温度 | 給湯リモコン | 加熱する温度差 |
| 入浴間隔 | 家族ごとの開始時刻 | 放熱・追いだきの増加 |
1.シャワー時間と流量
資源エネルギー庁の例では、シャワーは1分で12Lのお湯を使い、45℃のシャワーを毎日1分短縮すると年間12.78m3のガスと4.38m3の水を減らせる条件試算が示されています。実際の流量、温度、使用日数、ガス種で効果は変わるため、自宅の流量と単価で計算します。
- 洗髪や体を洗う間は止水する
- 寒くない範囲で設定温度を下げる
- 節湯シャワーヘッドは流量、止水ボタン、給湯器・水栓との適合を確認する
- 家族人数とシャワー時間から、浴槽との湯量差を比較する
2.浴槽の湯量と温度
水位を一段階下げるだけでも、毎回加熱する水量を減らせます。高温のお湯を出して水で薄める使い方は、必要量以上に沸かしやすいため、給湯器側を使う温度へ設定します。やけど防止のため、乳幼児や高齢者がいる家庭は急な温度変更を避け、混合水栓の温度も確認してください。
3.ふたと入浴間隔
浴槽にふたをし、家族がなるべく続けて入ると放熱を抑えられます。資源エネルギー庁は、200Lの湯が2時間で4.5℃下がったものを毎日追いだきする条件で、年間38.20m3のガス使用差を示しています。この例の金額は固定単価のモデルなので、自宅の請求単価へ置き換えます。
4.追いだきと足し湯の選び方
どちらが必ず安いとは言えません。残り湯の温度・量、足すお湯の温度、給湯器効率、水道料金で変わります。冷める前なら追いだき、残り湯が少ない場合は高温足し湯など、取扱説明書の推奨運転を使い、同じ条件の日にメーター差を比べます。
翌日の残り湯を再加熱するかは、節約だけでなく衛生、入浴剤、配管・給湯器の対応も考えます。自己判断で長期間ため置きせず、製品の説明書に従ってください。
5.自動保温・たし湯設定
家族が入浴し終わったら自動保温を解除します。フルオート機では設定水位を保つための自動たし湯が働くことがあるため、排水前に運転を切ります。ただし凍結防止は安全機能なので、冬に電源プラグを抜くなど説明書に反する停止は行いません。
給湯器を更新する場合
| 候補 | 特徴 | 確認事項 |
|---|---|---|
| エコジョーズ | 排気熱を回収する潜熱回収型ガス給湯器 | ドレン排水、暖房・追いだき、ガス種 |
| ハイブリッド給湯機 | ヒートポンプとガス瞬間式を併用 | タンク・室外機、料金、対象型番 |
| エネファーム | ガスで発電し、排熱を給湯に利用 | 電気・湯の需要、設置、保守 |
| エコキュート | 空気熱を使う電気給湯器 | 電力契約、タンク、設置、ガス設備撤去 |
ガス給湯器は長期間使用すると劣化します。日本ガス石油機器工業会は点検の目安として10年を案内していますが、故障時期を保証する年数ではありません。異音、異臭、着火不良、温度不安定があれば使用を止め、販売店・メーカー・ガス事業者へ相談します。
計算方法
年間節約額 = 減ったガスm3 × 実際の従量単価 + 減った上下水道料金
都市ガスの一時的な料金支援、LPガスの原料調整、段階料金を反映し、使用量が近い前年同月と比べます。冬と夏を直接比べると水温差が混ざるため注意してください。
無理なく続けるチェック
- シャワー流量と使用時間を一度測った
- 浴槽の設定水位を家族に合わせた
- ふたを使い、入浴間隔を短くした
- 自動保温の終了時刻を決めた
- 凍結防止や換気など安全機能は止めていない
公的情報・確認先
2026年7月30日時点。公的サイトの節約額は一定条件の試算であり、自宅の料金を保証するものではありません。