太陽熱温水器の仕組み|自然循環・強制循環・集熱器

太陽熱温水器は、集熱器で太陽の熱を受け、温めた水または熱媒の熱を貯湯槽へ蓄えます。日射が足りない日は、ガス・石油・電気などの補助給湯器で必要温度まで加熱します。

Heat Collection

集熱 → 循環 → 貯湯 → 補助加熱 → 給湯

水を直接集熱器へ通す方式と、不凍液等の熱媒を循環させて熱交換する方式があります。凍結地域、既存給湯器、水質、設置場所に合う構成を選びます。

循環方式の違い

方式仕組み主な確認点
自然循環式温められた水が上昇する性質を利用し、集熱器上部の貯湯槽へ循環屋根上重量、給水圧、凍結、耐風・耐震、漏水
強制循環式ポンプで水または熱媒を集熱器と貯湯槽の間に循環ポンプ・制御の電力、熱媒交換、配管距離、停電時の挙動

集熱器の違い

種類特徴比較項目
平板形吸熱板と配管を断熱箱・透明カバーに収める一般的な構造設置面積、重量、耐候性、地域適合
真空管形真空層で熱損失を抑える管状の集熱器高温時の制御、管の交換性、積雪・雹、価格
空気集熱屋根等で温めた空気を暖房・換気等に利用する方式ダクト、ファン、建物全体の設計、夏季運転

季節ごとの制御

  • 冬:凍結防止運転、水抜き、不凍液など、機種指定の対策を守る
  • 夏:使用量が少ないと高温になりやすく、過熱防止と長期不在設定を確認
  • 曇雨天:貯湯温度を確認し、補助給湯器で衛生上必要な温度を確保
  • 災害後:架台、配管、漏水、破損を地上から確認し、屋根へ上らない

維持管理

漏水、ポンプ音、温度低下、圧力、熱媒、弁、貯湯槽、架台を説明書の周期で点検します。屋根上のタンクや集熱器を自分で分解せず、長期不在・廃止時も水抜きや撤去を専門業者へ相談します。

費用対効果と太陽光発電との比較は太陽熱温水器・ソーラーシステムを参照してください。

根拠にした公的情報