地球温暖化の原因と温室効果ガス
地球温暖化は、温室効果ガスの濃度が人間活動によって増え、地表付近に残る熱が増えることで進みます。二酸化炭素だけでなく、メタン、一酸化二窒素、代替フロン類なども対象です。
温室効果は必要だが、増え過ぎが問題
大気中の温室効果ガスは地表から出る赤外線の一部を吸収・再放射し、地球を生物が暮らせる温度に保っています。問題は、化石燃料の燃焼、土地利用変化、農業、工業プロセスなどで濃度が急増し、エネルギー収支が変化していることです。
IPCC第6次評価報告書の統合報告書は、人間活動、主に温室効果ガスの排出が地球温暖化を引き起こしたことは疑う余地がないと評価しています。
天気と気候は分けて考える
ある日の猛暑・大雪は「天気」、長期間の平均や変動傾向は「気候」です。個別の一日だけで温暖化の有無は判断できません。特定の極端現象への影響は、観測・モデルを使ったイベント・アトリビューションなどで確率や強度の変化として評価されます。
日本の排出量はどうなっているか
環境省の確報によると、2024年度の日本の温室効果ガス排出・吸収量は9億9,400万トン(CO₂換算)で、2023年度比1.9%減、2013年度比28.7%減でした。10億トンを下回ったのは初めてです。ここでいう数値は森林などの吸収量を差し引いた「排出・吸収量」であり、家庭だけの排出量ではありません。
家庭の行動とのつながり
家庭では電気、ガス、灯油、自動車燃料などの直接・間接排出を減らせます。まず使用量を減らし、効率を上げ、低炭素なエネルギーや移動手段を選ぶ順で考えると整理しやすくなります。電気のCO₂は同じkWhでも供給構成と年度で変わるため、契約先が公表する排出係数も確認してください。