環境アセスメント

環境アセスメントとは、環境に対して大きな影響を与えるであろうと想定されるダム事業や道路などの開発について、事前に環境への影響を十分に調査・予測・評価を行った上でその結果を公開するなど地域の環境に対して十分な配慮を行う手続きのことを指します。略称して環境アセスと呼ばれることもあります。

環境アセスメントは1969年に米国において立法されたNEPAにおいて環境アセスメントの実施について求められており、環境保護の民主主義的な意思決定・科学的な判断を行う上で考案されたのが本来の環境アセスメントとされています。しかし、評価の手法や手続きにおける客観性の維持や結果に対する拘束力などの課題も残されています。
日本国内においては、1997年(平成9年)に環境影響評価法(環境アセスメント法)が制定されています(これ以前にも自治体単位では条例による環境アセスメントが定められていました)。

なお、一般的な環境アセスメントは事業が実施される直前でその手続きが行われますが、例えばダム事業などの場合は、直前でのNGは影響が大きすぎるため、事前に政策決定段階などにおいて環境への評価が行われることがあります。この事前に行われるアセスメントを戦略的環境アセスメント(SEA)と呼びます。一部の自治体ではこうした戦略的環境アセスメントを条例等により制定しています。

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