屋上緑化
屋上緑化(おくじょうりょっか)とは、建築物(ビルなど)の屋上に人工の地盤を作り、そこに植物を植えることにより行う緑化のことを指します。環境問題から考案された手法というよりももともとは建築物の景観の向上や断熱性向上といった機能的な面もあります。
なお、屋上緑化と類似するものとして建物の壁面(外壁)を緑化する「壁面緑化」というものも近年新しい手法として取り組まれています。もちろん、屋上緑化は環境に対しても良い影響を与えるといわれており、植物が増えることによる二酸化炭素(CO2)の吸収が考えられる他、ヒートアイランド現象の緩和、断熱効果があることによる冷暖房コストの削減にともなう省エネ効果などがあるとされています。
しかし、屋上緑化には、防水・灌漑(かんがい)・防根などの高い技術も要求されますので、そのメンテナンス性などが課題となっています。
なお、一部の自治体では屋上緑化に対しての助成を行っているところもあります。
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