太陽光発電のkW・kWh|容量と年間発電量の計算

kWはある瞬間の出力や設備容量、kWhは一定時間に発電・使用した電力量です。「5kWの設備」と「年間5,000kWhの発電」を区別すると、見積書の容量と家計効果を検算できます。

kW & kWh

年間発電量は容量kWだけでなく、設置条件と損失で決まる

太陽光発電協会は目安として、設置容量1kW当たり年間約1,000kWh程度と案内しています。ただし地域、方位、傾斜、影、温度、積雪、機器損失で変わる概算で、個別の保証値ではありません。

用語と計算

指標意味・計算
モジュール容量1枚の公称最大出力W×枚数÷1,000=合計kW
パワコン容量交流へ変換して出力できる上限。パネル合計kWと同じとは限らない
年間発電量1年間に発電すると予測されるkWh。月別でも確認
自家消費量発電と同時に家庭で使ったkWh
売電量年間発電量-自家消費量-蓄電等の損失を踏まえた系統への送電kWh
自家消費率自家消費量÷発電量×100。昼間の負荷で変わる

計算例

400Wのパネルを12枚なら公称容量は4.8kWです。年間発電を単純目安で置けば約4,800kWhですが、これは現地条件を反映していません。実際の見積もりでは月別日射、方位・傾斜、周囲の影、温度、配線・変換、経年、出力制御等を差し引きます。

パネル容量がパワコン容量より大きい場合

日射が弱い時間もパワコンを有効に使うため、パネル容量を大きくする設計があります。好条件の瞬間にパワコン上限で出力が抑えられることがあるため、過積載率だけで優劣を決めず、年間発電量、機器の許容入力、保証、影、方位分散を確認します。

見積もりの検算

  • 月別発電量の合計が年間値と一致するか
  • 自家消費量と売電量の合計が発電量を不自然に超えていないか
  • 昼間の実使用量以上の自家消費を置いていないか
  • 同じ屋根なのに業者間で大差がある場合、損失率と日射データを確認

根拠にした業界情報